なにがほんとうなのですか

 ちょっと前から朝食を食べるのをやめて一日二食にしている。なぜかというと、その方が体にいいという情報をあるサイトで目にしたからだ。ほお、と思って調べてみると、以下の理由により朝食は食べない方がいいとのことだ。

人間の体は午前中、排出モード、つまり体内の老廃物や毒を体外に出すための活動をするようになっているのでその時間帯に物を食べると、内臓は食べたものの消化に追われてその活動ができなくなり、老廃物が体にたまり疲れやすくなったり体調不良を起こしたりする。また、食べたものの消化が完全に終わるまで約十八時間かかる。夜七時頃に夕食を食べて、翌朝七時頃に朝食をとったとすると、十二時間しかたっていないので夕食の消化作業がまだ終わっていないうちから次の仕事が入ってくることになる。そしてまたわずかな間隔で昼食、夕食と繰り返していると、一瞬の休みもなく内臓を酷使していることとなり、当然体によくない。とのことである。まあこの十八時間というのは個人差もあるのでそんな厳密でなくともよいらしい。それと子供とか病人はのぞくとのこと。

 そのすっきりとした理屈が気に入ったので、あたくしはさっそく翌日から実行してみた。始めのうちは昼前になると空腹感に悩まされたがそのうちになれ、もう一か月ほど続いている。体調は特によくも悪くもなった気がしないが、朝の大便の量が増えた。量ったわけではないが、そんな気がするとかではなく、確実に増えている。回数も午前中に二回くらいトイレに行くこともあるが下痢ではなく、気持ちよく便がでる。食べる量が減っているはずなのに大便の量が増えているということは、これは朝の仕事から解放された内臓くんたちが「やっとたまった仕事ができる」といわんばかりに排泄作業に精を出してくれたおかげで、いわゆる「宿便」とかの老廃物がどんどん体外に出て行っているということであろうから喜ばしいことである。

 「朝食を抜くと体に悪い」ということはこれまで当たり前みたいな言われ方をされていたが、ちゃんと見てみると、朝食抜きの効用を唱えたサイトというのは結構たくさんある。それと同時に、「朝食抜きは体に悪い派」のサイトもかなりの数ある。体のことだし、個人差もあるので、四角四面にこうというふうに決めつけることはできないのは理解しているけれど、まったく正反対のことを言いきるみたいな口調でそれぞれが主張しているというのは、どちらかが間違っているような気がしませんか。

 常識とされていることが実はまっかな嘘と後に判明することは珍しくなく、たとえば、あたくしの幼少時代には「運動中に水を飲むとお腹が痛くなるので飲んではいけない」という思想が金科玉条のごとくまかり通っており、遠足ではお弁当のときまで水を飲むことを禁止されていました。夏でもですよ。気温が上昇している現代だったら熱中症続出ですな。
 もともと人間は朝食を食べる習慣などなかったのに、エジソンがトースターを発明した際に「朝、トーストを食べるのがおしゃれです」みたいな売り方をして、朝食文化が根づいたという話もありますよね。

いずれにしろ、朝食を食べないでいると、時間とお金の節約になり、大便もどっさり出るので当分食べないでいきます。あたくしが死ぬまでに真実が判明してほしい。

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砂猫
Posted by砂猫

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